なつ記 30代 外資勤務の一般男性が興味を持つこと一覧

仮想通貨を買ってみようと思った人へ【将来のスタンダードになるかも?】

投資 暗号通貨

何かと話題になる仮想通貨。
コインチェックのCMやらでビットコイン、草コイン、仮想通貨、暗号資産という言葉は市民権を得たように感じます。
最近ではNFTやエルサルバドルがビットコインを法定通貨にする、NY次期市長が給与をビットコインで受け取るなどニュースも多いです。

みなさん、仮想通貨持っていますか?

仮想通貨系のブログは数多ありますが、投資ですでに成果をあげている方やインフルエンサー的ブロガーなどで、辟易としてませんか?と思い、この記事を書きます。

投資もそれほど、興味はあるけど元本があるわけではなく、お遊び程度、ブログもそれほど、仮想通貨も以前から持っているけどぐらいの全く強くないわたしが仮想通貨について書いていきたいと思います。

投資の一環として仮想通貨に投資をしている投資強者、ブログの一記事として仮想通貨について記載しているブログ強者ではなく、一般サラリーマンがちょっと仮想通貨を触ってみたという記録をみなさんと同じ目線で書いていきます。

投資初心者のあるあるかはわからないですが、実際に経験したことをベースにしていきます。

仮想通貨に少しでも興味を持っていただき、仮想通貨の口座を開設して少しだけでも買ってみて「なんだ、意外と簡単じゃん」と思ってもらえたらと思います。

わたしの仮想通貨投資遍歴

17年から仮想通貨を買っています。
きっかけは忘れましたが、Twitterか何かで仮想通貨もしくはBitcoinに関する投稿を見て、Coincheckだったらできそう、500円からできるんだと思って試してみた気がします。

今でも大切にしていることですが、まずやってみることです。
外から見て人の話をベースにああだこうだ言うのではなく、自分でやってみた上で実体験を持って話すことを意識しています。
実際にやってみて違うのであれば止めれば良いだけの話ですし、Coincheckに関しては500円から仮想通貨を持てるので、帰りのコンビニでちょっと欲しいモノを我慢するだけでOKです。

1st Season〜投資家Debutから厳しさを知る〜

わたしの仮想通貨デビュー取引がこちらです。

5,000円で0.011743BTC買えているので、42万円/BTCぐらいですね・・・(2021年11月23日現在 654万円/BTC)

ここから数千円をたまに入金して新しい通貨を買ったり、他の通貨に変換したりしていました。
17年末にかけて全体的に価格が上がり、仮想通貨への注目も高まっていきました。

当時のわたしはBTCよりもXRP(リップル)メインでした。
海外送金関連の記事を見て、XRPが海外送金のプラットフォームになればゴールドラッシュのツルハシのようになるのでは?と考えた結果です。
Bitcoinはブロックチェーンを活用した通貨の側面が強かったような気がしますので、それほど魅力には感じなかったです。

Coincheckでは取扱いのないコインもあることを知り、Binance(世界最大の仮想通貨取引所)にたどり着きます。
こちらも口座開設しました。
日本円の直接の入金はできなかったので、銀行口座→Coincheck→Binanceという流れで入金します。

たぶんTwitterで見つけたTRX(トロン)を購入したことが投資に対する厳しさや難しさを痛感することになります。
当時10円にも満たないぐらいでしたが、「これはいけるかも」と何故か思い、保有していたコインをTRXに変換しました。

TRXが前日比で111%上がっています。笑
資産も1日で24万円増えています。
結局、元本20万円ぐらいがMAXで100万円をタッチしました。

が、わたしは投資の初心者です。
ウハウハだったのも18年の初めから3週間程度。
TRXも1月頭に大型の発表をすると言って、そこに向けて価格は上がるものの発表が期待に沿うものではなく(?)発表前を境に下落。
「Buy the rumor, sell the fact(噂で買って事実で売れ)」とはこのことかと痛感しました。

投資とは「安く買って、高く売れば良いんでしょ?」と思っていました。
17年末から18年にかけて投資をしていない友人にも言われました。

ただ、それができない。全然できない。
実際に自分自身が投資をしてみて痛いほど実感しました。

気持ちの変遷を辿ると追体験してもらえるかもしれません。

100万円に到達(含み益ベース)

  • 20万円の元本が100万円になった、投資の才能があるかもしれない。とりあえずもうちょっとしたら少し換金して何か買うかな
  • でももうちょっと上がりそうだな、いまじゃないな

保有したまま100万円を天井に価格が落ちて、80万円(含み益ベース)に

  • 20万円も減っている。でも一回100万円に達しているからまだ損切りは早い。
  • いま売ったら20万円も損する、絶対に挽回してやる

記載する必要はないかと思いますが、この後Coincheckが外部からハッキング攻撃を受けて仮想通貨は大暴落しました。
100万円に再度タッチすることはなく、結局元本と同程度になり、売却してしまいました。

教訓としては、含み益を自分の資産と錯覚しないことです。
100万円に達したことで「自分は100万円を持っている」と錯覚してしまい、80万円になったときに勝手に「20万円失った」と感じてしまいました。

損失回避性(プロスペクト理論)ですが、人は得るモノより失うモノの方が同額であっても大きく感じてしまいます。
それを実感しました。

なので、投資目標を設定する、感情ではなく機械的に判断するなどが重要なんだなと感じました。
15年のプロフェッショナル 仕事の流儀 鎌倉投信 新井和宏さんの回を思い出しました。
感情を挟まず機械的に決めたことを淡々と行うみたいなことを仰っていたなと。

そんなこんなでコインチェック事件で、投資の厳しさを実感し「やはり投機的なのかな」と思い、結局売却してしまいました。

2nd Season〜コツコツ積立+生活費のBTC化〜

仮想通貨 1st Seasonはご覧いただいた通り、ほろ苦い思い出として今では笑い話です。
でも、100万円を持っているという気持ちを経験できたことはよかったですし、投資の厳しさを肌で感じれたことは重要でした。

さて、2年間の空白期間を経て、21年の年初に仮想通貨 2nd Seasonが始まります。
20年春からずっとStay Homeで過ごしていたので家でやることが一周も二周もしたタイミングで「そういえば仮想通貨のウォレットに入っていたりしないかな」とふと思いました。
なんと、4万円近くが残っていました。

新規で日本円を入金するわけではなく、その4万円をBNB→BTCに換えるなどしていました。
が、やはり価値が上がっているので、もう一回入金してポジションを取ってみようかなと思いました。

施策1. コツコツ積立

1st Seasonで失敗しているので、その教訓を生かし今回はCoincheck積立にしました。
月イチつみたてプランと毎日つみたてプランを選ぶことができます。

ドルコスト平均法のメリットを享受するため、毎日つみたてプランを選択し、21年1月から月1万円でBTC積立を開始しました。
ETHは200円/日で積立をしています。

銀行口座から1万円を自動入金してくれて、毎日日割りされた日本円でBTCを買ってくれます。
21年11月23日時点で10万円の日本円入金に対して、12万6,000円という投資成績です。

メリット

  • 自動引き落としなので忘れることがない
  • 勝手に貯蓄に回せるため、浪費癖がある人には最適
  • 毎日つみたてしてくれるため、ドルコスト平均法のメリットを享受できる

※ドルコスト平均法
株価が安いときにはたくさん買えて、株価が高いときには少ししか買えない。
平均すると株の取得原価が一定になり、ローリスク。

例)月1万円の投資をする
株価が1,250円なら月に8株買える
株価が5,000円なら月に2株買える
この2ヶ月を平均すると、2万円で10株買うことができ、平均取得株価は2,000円になる。

NFTブームもあり、ETH(イーサリアム)を積立で買おうかと思いましたが、月額最小積立額が10,000円ということで一旦やめました。

施策2. 生活費のBTC化

そしてもう一つ、2nd Seasonで取り組んでいることが生活費のBTC化です。
これは何かというと、エネルギー自由化に伴う新電力やガス自由化を活用することです。

新電力やガス自由化に伴い、携帯電話キャリアをはじめとした異業種企業が電気やガスを一般家庭に供給しています。
各社自社なりの付加価値を提供して顧客の囲い込みを行なっています。

例えば楽天でんき・ガスなら、楽天ポイントの還元です。
その他にも単純にでんき・ガス料金を安くするというメリットを押し出している会社もあります。

ここまで書いたら結論はお分かりかと思いますが、Coincheckでんき・ガスです。
ビットコイン付与プランを選択することで、でんき・ガスの使用料金の一部をビットコインで受け取ることができます。

  • Coincheckでんき:電気代の最大7%分のビットコインをもらえる
  • Coincheckガス:ガス代の3%分のビットコインをもらえる

めちゃくちゃ利益が出るわけではありません。
ただ、将来的にBTCの価格が上がるのであれば、かなり価値があるのではないかと思います。

理由は3つあります。

  • 必ず払わないといけない電気・ガス代の一部をBTCにできるため毎月いくらか買える
  • 各社でさまざまなサービスはあるが、毎月のメリットは数百円程度でたかが知れている
  • 変数が多い方がリスクもあるが、リターンも大きい

特に3つ目です。
楽天ポイントや電気代の割引は目先の利益であり、価値は一定です。
しかもコンビニでの買い物で吹き飛んでしまいそうなぐらいの還元です。
家計に大きなインパクトがあるわけではありません。

であれば仮想通貨で受け取ったほうが、将来BTCが高騰するとすれば、メリットが大きいと感じてCoincheckでんき・ガスを利用しています。

具体的な話をします。

月の電気代を20,000円と仮定します。
楽天でんきHPでシミュレーションをしてみました。

月額平均が約2,000円安くなり、年間で1,128ポイントもらえます。
なので年間24,297円電気代がお得になり、かつポイントももらえるという結果です。

一方、Coincheckでんきであればどうでしょうか。
最大7%ですが、4%でシミュレーションしてみましょう。

20,000円の4%ですので月に800円分のBTCを受け取ることができます。
単純に12倍すると、年間で9,600円分のBTCを受け取るという結果になります。

ここまでを見ると、Coincheckでんきより楽天でんきの方がメリットが大きいと感じるでしょう。

ただここまでのシミュレーションはBTCの価格が一定であると仮定しています。
21年2月1日は305万円、4月1日は650万円、8月1日は450万円、そして10月以降は600万円を超えて推移しています。

厳密な計算は面倒なので平均取得原価を500万円/BTCと仮定すると月次で0.00016BTCを得ることができます。
12倍すると年間で0.00192BTCになります。

楽観になりますが、将来的に1BTCが1,000万円になった場合、0.00192BTCは19,200円です。

あれ・・・

楽天でんきよりリターンが良くなかったです(楽観的シナリオなのに)。笑

ただ主張したいことはどのサービスであっても月次のメリットはそれほど大きくないので、上振れ可能性があるCoincheckでんきを使ってみませんか?という提案です(もちろん下振れの可能性もある)。

仮想通貨の未来に賭けます!

仮想通貨に対する誤解

ここまで私の仮想通貨投資遍歴を書いてきました。

ここからは仮想通貨に対する誤解や疑問に答えていきます。

よくある質問

  • いくらから買えるの?株みたいに最小単元があるの?
  • 値動きが激しすぎて心配、大丈夫なの?
  • 仮想通貨って投機目的?実生活で使えるようになるの?
  • どうやって始めるの?始めるには何が必要なの?

一つずつ答えていきます。

いくらから買えるの?株みたいに最小単元があるの?

結論、ワンコイン(500円)から買うことができます。

株の最小単位は1株です。
なので、株価が安い銘柄であれば、ワンコインで買えますが、株価によって買える銘柄、買えない銘柄があります。

しかし仮想通貨の場合は、1BTC=650万円だとしても、500円で0.000076BTCを買うことができます。
BTC1枚の価格が数百万円を超える通貨であっても、1単位以下を指定して買うことができます。

値動きが激しすぎて心配、大丈夫なの?

投機的な側面は強いと思います。
ただ、上述の通り、エルサルバドルで法定通貨として使われるなどトレンドとしては収束していくのではないかなと思います。

どの程度のレンジで収束するかは不明ですが、発行される数に限りがある通貨です。
なので、実用性が高まるのであれば希少性が高まり、今以上に価値は上がります。

もちろん未来は分かりませんので、大丈夫か心配であるなら無理に仮想通貨に投資する必要はないです。
ただ、未来において仮想通貨がスタンダードとなる可能性もゼロではない中で、全く知らない方が不安と感じるのであれば、少額でも良いので持ってみるのは勉強代として良いと思います。

仮想通貨って投機目的?実生活で使えるようになるの?

実生活で使える未来はあると思います。

クレジットカードやポイントなどもある種仮想的な通貨であると言えます。
また昨年からのコロナ禍の影響によりデジタル化が加速して、デジタル抜きでは語れない世の中になってきています。

給与も手渡しではなく、銀行口座への振り込みが一般的で、銀行口座を見て表示されるのは預金残高のデジタルな数字です。
デジタルなオプションが増え続けている現代において、仮想通貨が使われる未来も近いのではないでしょうか。

10年前はスマホもありませんでしたが、今ではほぼスマホを利用しています。
聞き飽きた話かも知れませんが、変わるとしたら一気に変わります。

どうやって始めるの?始めるには何が必要なの?

ネット銀行と同じようにネットで申し込みすることで、CoincheckやbitFlyerの口座を開設することができます。

あえてここでは詳細に手順を説明することはしません。
他のブログにて丁寧に書かれておりますので、CoincheckやbitFlyerのHPによる説明だけではできない方は、”Coincheck 口座開設”などで調べてみてください。

Coincheckか、bitFlyerのどちらが良いですか?という質問が来そうですが、結論どちらでも良いです。
UIが見やすいやCMやっているからなど、どちらかを真剣に悩むよりとりあえず開設してみることをおすすめします。

二段階認証の設定やアクセスキーを控えておくなどは手順に沿ってやってください。
まずは口座を開設して少額でも良いので、銀行口座から日本円を入金して何かのコインを買ってみてください。

仮想通貨を実際に買ってみよう

ここまで私の仮想通貨投資遍歴、仮想通貨に対する一般的な疑問について書いてきました。

実際に当事者となり、仮想通貨を保有することで、日々のニュースやTwitterのタイムラインで入ってくる情報が変わります。
より興味を持つか、そうでもないか、それがわかるだけでも十分だと思います。

まずはやってみる。
触れてみないことには何も分かりません。